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探偵になるには

探偵になる上で難しいことは特にありません。

  1. 探偵として採用される
  2. 探偵業の届出をする

探偵になるための必須の資格などはなく、上記2つのいずれかの方法で探偵になることができます。

探偵として生きていくための条件?

探偵は目が命

「探偵は目が命」などの言葉を過去に何度もよもやま話で伺った記憶があります。

調査現場で日夜業務に従事している探偵達にとっては納得の言葉でしょう。

目が効かない探偵は、世間で浮気調査が多く実施される「夜間での調査が不得意」といっても過言では無く、調査対象者との距離感が常に接近した状態になりやすいデメリットが生じるのです。

更に多くの人間が出入りする場所で調査するケースでは、調査対象者と似通った服装の人物が多数存在する状況になりやすく、調査対象者を「顔」で認識することが求められます。

当然、至近距離で多くの人物の顔を眺めていれば、探偵自身が「怪しい人物」と判断されてしまうこととなります。

理屈では眼鏡やコンタクトを装着して視力1.0あれば探偵としての業務に支障はないと判断できることでしょう。

しかし、依頼人が求める調査のクオリティーによっては、視力が良くない探偵は可能な調査がかなり限定されてしまうのです。

そして、引き受けた調査案件の難易度が下がることは期待できない為、可能な限りの調査力が現場の探偵に求められることが当然となってしまうのです。

上記の理由の他にも探偵にとって目が命と言われる理由はあります。

探偵として経験を積めば積む程に実感することなのですが、探偵は調査現場で「視野を広くもっている」ことが望ましいと断言できるのです。

探偵自身が周囲に溶け込んでいるか確認する場面でも必要な能力ですし、長時間同じ場所に張り込みすることにより発生するリスクを周囲から察知する場面でも必要となります。

この「視野」を持たない人物は張り込みがうまくいかない状況に陥りやすく、どこの調査現場であっても怪しい動きを自らしてしまうものなのです。

周囲から警戒視され張りこむ場所がなくなってしまい、結果的に自分で自分の居場所を無くす仕事を繰り返すことしかできません。

もし、将来的に探偵学校などで学び、探偵として仕事をしてみたいとお考えになる前に「探偵の必要条件」としてご一読ください。

探偵に求められる運転技術

現代からさかのぼること20年前はアナログ発信機を使用した車両尾行が主流でした。

当然、現代に使用されるGPSと比較したならば「まったく性格が異なる調査機器」であったといえます。

音と電波発信の強弱を頼りに対象車両の位置を特定していくことは「通常の運転技術プラスα」が求められ、同じ現場で複数の調査車両と無線連絡しながら運転することが必要な時代でした。

運転者の忙しさは現在の調査車両の運転と比較したならば大きな差が存在していたのです。

しかし、基本的に探偵が使用する調査車両の運転に必要な要素に現在も過去も大きな違いはありません。

そのため、探偵として車両尾行に必要な条件に適した人物であるか判断するために、運転前に自身の運転評価や過去の運転ペース等を必ず伺うのですが、多くの人物は自身の運転技術の評価を「人並み」と口にします。

世間的な常識で判断するならば「運転免許があり運転可能」ならば人並みとの判断になるのでしょう。

確かに探偵に必要な運転技術も人並みで申し分ないのですが例外があります。

探偵業界に関して「ペーパードライバー」は人並みな運転技術を保持しているとは判断しないということなのです。

探偵として調査事務所に所属するにあたり、「自転車・バイク・自動車の運転は?」との問いに対して「人並みに」と答える方がいるのですが、後々の苦労から判断するならば「得意、不得意は正直に申告」することが望ましいです。

もし、「探偵として現実に尾行しながら運転が可能なレベルに無い」と自身で判断できるならば「経験が少ないので自信がありません」と正直に自己申告が必要と言えるのです。

探偵として一人前になるには多くの経験が必要です。

運転も通常運転とは違う要素が必要なので「安易な自身の尺度での判断」は調査現場で大きなミスや失敗に繋がるため要注意と言えます。