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素行調査の方法

探偵の素行調査の方法は、尾行・張り込みによって行われます。

よくインターネットなどでご自身で素行調査を行う方法などが書かれていますが、基本的にGPSを利用する方法以外に尾行・張り込みを自ら行う方法が書かれていることはありません。

対象者に顔を知られている人物(対象者と知人関係)では、尾行をするにあたり大きな限界があるからです。

尾行はテレビドラマのように遠く離れてばかりではできず、時には接近しなければならないこともあるのですが、顔を知られていたら全く接近することができません。

こう言っては元も子もありませんが、顔を知られていては尾行・張り込みというものは基本的に成り立たないケースがほとんどと言ってよいでしょう。

そうでなくても、尾行を成功させるには技術が必要です。徒歩はもちろんのこと、車両やバイク、自転車、タクシーなど対象者の移動手段に対応できる技術を身につけていなければなりません。

徒歩尾行

徒歩尾行

最も基本的な尾行技術は徒歩による尾行です。簡単なようで難しいのは多くの探偵が実感していることではないでしょうか。下手に尾いていくと発覚の憂き目にあいます。
電車・バス・タクシーなど交通機関を利用する尾行も徒歩尾行に含まれます。徒歩尾行は撮影とセットで行うのが通常であり、技術としては最も奥深いと言えるかもしれません。

車両尾行

車両尾行

主に対象者が車両を使用する時に用います。
特に高速道路を使用する対象者の尾行には最も適しています。
車両を車両で尾行するには高い運転技術や地理に関する知識が求められます。
素人の方が行うと、車を他人や他人の車にぶつける可能性が高く、最悪のケースでは人身事故を起こしてしまうことが想定されますので絶対に行ってはなりません。

バイク尾行

バイク尾行

主に対象者が車両を使用する時に用いられますが、通常の車より様々な状況で高い機動力を発揮できるのが特徴です。
もちろんバイクの運転技術や地理に関する知識も求められます。
これも素人の方が行うのは危険です。事故を起こしてしまうと大怪我をしたりご自身の命を失う可能性がかなりあります。

張り込み・撮影技術・経験も必要

尾行には技術の他に経験や観察力・判断力等も必要であり、特に経験についてはマニュアルなどでは表現しきれないでしょう。

加えて、プロは尾行・張り込みに加えて撮影も行います。例えば不貞行為の証拠を一発勝負の現場できっちりと証拠撮影するのは素人の方にはかなり困難だと思います。

また、その人の身体能力的な部分も影響してきますので、仕事としての尾行は誰にでも簡単にできるものではありません。