TOP > 素行調査 > 素行調査料金・費用の解説

素行調査料金・費用の解説

素行調査を依頼するにあたり、気になることの一つに「調査料金(費用)」があるのではないでしょうか。

一般的に、素行調査の料金システムが浮気調査など行動を調べる調査料金の基本システムとなっていることが多く、探偵事務所の浮気調査料金には、その探偵事務所の素行調査料金システムが適用されているケースが殆どなのです。

探偵業界での尾行・張り込みの料金は大きく分けて「時間料金制」「定額料金制」「成功報酬制」「パック料金制」が主流となっていますが、ここではそれぞれの料金制の特徴について書いてみたいと思います。

時間料金制

時間料金

「時間料金制」は1時間○○円などと調査時間で料金が発生するシステムです。

最低4~5時間からの契約とするケースが多く見られますが、それぞれの探偵事務所によって多少の違いは見受けられます。

調査時間が長くなるほどに延長分のプラス料金が発生しますが、メリットとしては、1日ごとの契約であり、調査状況を見ながら調査を継続するか終了させるかの判断ができるため、日数や時間の無駄を抑えやすいことが挙げられます。

<例>

浮気調査で5時間素行調査をしたが、浮気相手の接点がなく、これ以上の調査は御依頼者が無駄と判断し調査を打ち切った。

※この日は「5時間」の調査料金となります。

また、浮気相手と合流したりして10時間を調査に要したとすれば、10時間分のご請求となります。

時間料金制の仕組みはだいたいどの探偵事務所も同じですので「1時間単価」や「1日の最低契約時間」などをチェックした上で納得のいく探偵事務所を選ばれればよろしいかと思います。

定額料金制

定額料金

「定額料金制」は、ある程度まとまった時間を契約することにより、1時間あたりの単価を安くできる仕組みです。

1時間単価が安いと感じればメリットはあると言えるでしょう。

例えば、1日8時間や1日12時間など調査時間があらかじめ固定されており、調査料金も固定されているのが特徴です。

但し、契約した時間分の費用は必ずかかってしまうので、調査進行中に急に調査時間を短くして費用を安くしたいと思ってもできません。

<例>

8時間の定額契約をしたが、途中で対象者の動きを確認する必要がなくなったため5時間で調査を打ち切った。

※3時間分の料金の減額や次回調査への持ち越しはありません。

さらに、8時間定額契約で12時間等の調査がしたい場合は「8時間契約×2回分」が必要となるケースもあります。

この料金制は、一日一日を短時間の調査で切りたい、という方にはあまり向いていないのではないでしょうか。

パック料金制

パック

日数に決まりを設けずに、合計で30時間や50時間などとする「パック料金制」というものも存在し、いずれも時間料金制に比べて若干割安傾向が見られる点がメリットです。

パック料金の場合、一般的に契約時間を超過しての調査を行うことはできず、一定の期限までに時間を使い切らなければ損をします。

また、日数に決まりはなくとも1日に最低○時間からとの決まりがある場合が多いですので、その場合は短時間で打ち切ったりすることができません。

<例>

30時間パック契約:期限1週間、最低一日5時間から

→5時間以下の調査はできない

→4時間以下で余らせると無駄になる

→余った時間分は返金されない

悪質なパック契約だと上記の例のようなことが起こります。

この料金システムの場合、営業社員の行動調査などでは有効かもしれません。朝10時から18時までの8時間を平日の5日間と設定すると時間料金より割安設定で素行調査を実施できます。

成功報酬制

成功

「成功報酬制」とは、ある条件を成功条件として、成功条件を満たした場合のみ料金の支払いが発生する仕組みです。

成功条件は、調査の種類やそれぞれの探偵事務所によって異なります。

例えば、調査の種類では人探し・家出調査や情報入手系の調査は成功報酬制を採用している例が多く見られます。

中には浮気調査や素行調査といった尾行・張り込みによる調査でも成功報酬制をとる場合があります。

<成功条件の例>

  • 対象者の尾行を完遂した
  • 対象者の自宅や行き先を突き止めた
  • 対象者と浮気相手の写真を撮った
  • 浮気相手の自宅を突きとめた
  • 浮気の証拠を撮影した 等

成功報酬制は基本的に御依頼者様にメリットのある仕組みですが、悪質な契約だと成功条件が曖昧であったり、当たり前のことが成功条件であったり、成功した際の報酬額がかなりの高額であったりするので注意が必要です。

そもそも上記の例は成功報酬制でなくとも通常に行われるものですので、成功報酬が高額だった場合などは特に割に合いません。

成功報酬制の契約を結ぶ時は「成功条件が何なのか?」「報酬金額がいくらなのか?」をはっきりさせ、納得した上で契約された方がよろしいでしょう。

前払い・後払い

料金の支払いには「前払い」「後払い」があります。

読んで字のごとく、前払いとは実際に調査を行う前に料金を支払う仕組みであり、後払いとは調査が終わった後に料金を支払う仕組みです。

御依頼者様視点でどちらが良いかと言うと、もちろん「後払い」の方でしょう。

やはり決して安いとは言えない費用を調査を行う前から払うよりは、調査が行われてから支払う方が安心できると言うものです。

※ご注意

実際に前払いを要求する業者が「お金を受け取った後ろくに調査もしなかった」という詐欺行為で逮捕された例があります。

逆に後払いは探偵業者側にはリスクがあると言えます。調査を行ってもいざ支払いの段階になると支払いを逃れようとする方もいるからです。

いずれにしろ、こういった料金トラブルが多かったことから、現在では契約書の交付や重要事項の説明が義務づけられています。

ご自身にあった料金プラン

ご自身にとっていずれの料金システムにメリットがあるのかを見極めることが重要になります。

素行調査は一般的に1週間などある程度の期間を継続して行うことが多いですので、案件の状況、目的などを考慮してポイントを定めることができれば、料金・費用に無駄のない調査を行うことができます。

当探偵事務所では基本的に「時間料金制」を採用しておりますが契約時に担当相談員とご相談して効率の良い方法をご選択下さい。