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聞き込みによる素行調査

聞き込み

素行調査とは通常、対象者を尾行、追跡する事によって現在の状況を掌握していく事で、浮気調査、不倫調査、行動調査などに最も多く採用される調査方法となりますが、内偵(聞き込み)という調査手法で過去や現況の素行面を確認する調査もあります。

内偵による素行調査は主に結婚調査や採用調査、身上調査などで活用されており、内偵先は現住所や前住所、実家などの居住先近隣、現在や過去の勤務先周辺、交友関係先などとなりますがあくまでも第三者からの証言が基となっています。

基本的にはどういう生活をしているか、または生活していたかという事を聞き込んでいきます。

例えば、昼も夜も勤めていたとか、不特定多数の異性や素行不良の友人が多く出入りしていたとか、異性と同棲していたとか、派手な生活態度が見受けられたとか、警察が訪ねてきた事があったとか、近隣とのトラブルや家賃等の滞納、借金の督促などなど。このように近隣や同僚等からどのように見られていたかを聞き込みます。

その結果、どのような日常状況で生活していたかの判断材料としていき、素行面における所見を報告書に記述します。これが聞き込みにおける素行調査です。

例えば、32歳の会社員男性、以前の居住先アパートでは女性と同棲していたが男性の浮気により喧嘩が絶えず、女性に対して暴力を振るった事で警察が介入した事実が判明、これが結婚調査の一環であったら、女性に対してだらしなく、粗暴性やDVの懸念も伺われ、素行面においては問題ありとの報告となります。

内偵で判明する事により性格面についても判明してくる事もありますので大事な調査といえます。

時として浮気に関する聞き込みを依頼される方もおられます。

ホテルの領収書やカードの明細書でホテルや飲食店での聞き込みを依頼されますが、現在、ホテル関係は個人情報保護法の観点や民事トラブルに巻き込まれたくない為に私ども探偵が尋ねても、更に配偶者の方が聞かれに行かれても一切の協力が得られません。

よくテレビドラマなどでは監視カメラ映像を見せてくれている様な場面もありますが、実際には刑事事件関係で警察などに提出してくれるだけで夫婦間の民事事件にはそういった協力は一切してくれないのが現実です。

やはり尾行による素行調査での撮影しかありません。

飲食店などにおいては時として協力的なお店もあり、2人が来ていたなどの証言をして貰えますが、あくまでも飲食を共にしていたという事実だけでどんなに親密そうに見えたとしてもそれは店舗側の主観であり、浮気をしていたという証拠には全くなりません。

素行面については内偵により過去を大筋で知る事は出来ますが、あくまでも参考情報であり、聞き込みで過去の浮気を実証する事はほぼ困難です。