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聞き込みによる素行調査
聞き込み

素行調査とは通常、対象者を尾行、追跡する事によって現在の状況を掌握していく事で、浮気調査、不倫調査、行動調査などに最も多く採用される調査方法となりますが、内偵(聞き込み)という調査手法で過去や現況の素行面を確認する調査もあります。

内偵による素行調査は主に結婚調査や採用調査、身上調査などで活用されており、内偵先は現住所や前住所、実家などの居住先近隣、現在や過去の勤務先周辺、交友関係先などとなりますがあくまでも第三者からの証言が基となっています。

※内偵調査

内偵調査は、組織や企業が内部の問題や不正行為、合法性の疑念などに対処するために行う調査の一形態です。この手法は、従業員の行動や組織内のプロセスに焦点を当て、潜在的な問題を早期に発見し、効果的に対処するために用いられます。

まず、内偵調査の目的は、組織の健全性や合法性を確保することにあります。従業員や関係者の行動が法令違反や組織内規則に違反している可能性がある場合、これに対処するための手段として内偵が活用されます。また、組織文化の健全性を維持し、透明性を確保するためにも行われることがあります。

内偵調査のプロセスは、通常、外部の専門家や内部のコンプライアンスチームによって実施されます。これには、証拠の収集、証人の取材、記録の分析などが含まれます。これらの手法を用いて、問題の実態を把握し、組織内での不正や違法行為に対処するための情報を提供します。

内偵調査は潜在的な問題を未然に防ぎ、業務の透明性や効率を向上させる一方で、従業員のプライバシーや法的な権利を考慮する必要があります。調査が行われる際には、法的な手続きや倫理規定を遵守し、公正かつ公平なプロセスが確保されるようにすることが不可欠です。

総括すると、内偵調査は組織の健全性を保つための重要な手段であり、慎重な計画と透明性が求められます。法的な枠組みや倫理規定を遵守しながら、的確かつ公正な結果を得るために専門家の協力や法的なアドバイザーのサポートを得ることが肝要です。

基本的にはどういう生活をしているか、または生活していたかという事を聞き込んでいきます。

「聞き込んでいきます」という表現は、情報を得るために積極的に対象者に質問を行う行為を指しています。この手法は、様々な状況や目的において有効であり、調査や情報収集の一環として利用されることがあります。

まず、聞き込みは従来的な手法であり、リサーチャーや調査者が直接対象者と対話を行うことで情報を得る手段です。このアプローチは、対象者の言動や反応から直接的かつリアルな情報を得ることができるため、調査の信頼性を向上させる要素となります。

聞き込みが有益な手法である理由の一つは、質問を通じて非公開の情報や見落とされがちな要素を引き出すことができる点です。対象者の率直な回答や表情から得られる情報は、紙上のデータだけでは得られない洞察を提供することがあります。

ただし、聞き込みの過程で慎重さが求められます。特に、対象者のプライバシーを尊重し、法的な制約を遵守することが不可欠です。また、バイアスの影響を最小限に抑えるために、適切な質問の構築や中立的な姿勢の維持が重要です。

近年では、オンラインプラットフォームやデジタルメディアを通じての聞き込みも増加しています。ソーシャルメディアの利用やオンラインアンケートを通じて、広範な人々に質問を行い、多様な意見や情報を収集することも可能となっています。

総じて、聞き込みは情報収集の重要な手段であり、その適切な実施が信頼性のある結果をもたらします。対象者の協力を得つつ、法的なルールや倫理的な原則を守りつつ、調査者は慎重かつ効果的に聞き込みを進めることが求められます。

例えば、昼も夜も勤めていたとか、不特定多数の異性や素行不良の友人が多く出入りしていたとか、異性と同棲していたとか、派手な生活態度が見受けられたとか、警察が訪ねてきた事があったとか、近隣とのトラブルや家賃等の滞納、借金の督促などなど。このように近隣や同僚等からどのように見られていたかを聞き込みます。

その結果、どのような日常状況で生活していたかの判断材料としていき、素行面における所見を報告書に記述します。これが聞き込みにおける素行調査です。

例えば、32歳の会社員男性、以前の居住先アパートでは女性と同棲していたが男性の浮気により喧嘩が絶えず、女性に対して暴力を振るった事で警察が介入した事実が判明、これが結婚調査の一環であったら、女性に対してだらしなく、粗暴性やDVの懸念も伺われ、素行面においては問題ありとの報告となります。

内偵で判明する事により性格面についても判明してくる事もありますので大事な調査といえます。

時として浮気に関する聞き込みを依頼される方もおられます。

ホテルの領収書やカードの明細書でホテルや飲食店での聞き込みを依頼されますが、現在、ホテル関係は個人情報保護法の観点や民事トラブルに巻き込まれたくない為に私ども探偵が尋ねても、更に配偶者の方が聞かれに行かれても一切の協力が得られません。

よくテレビドラマなどでは監視カメラ映像を見せてくれている様な場面もありますが、実際には刑事事件関係で警察などに提出してくれるだけで夫婦間の民事事件にはそういった協力は一切してくれないのが現実です。

やはり尾行による素行調査での撮影しかありません。

「尾行による素行調査での撮影しかありません」という文言が示す通り、調査の手法として尾行と撮影が主要な手段となります。この種の調査は慎重な計画と法的な検討が不可欠であり、個人のプライバシー権を尊重しながら行われるべきです。

まず第一に、尾行による素行調査は、対象者の行動や習慣を観察し、特定の情報を収集するための手段です。尾行は、対象者が知らない状態で行われることが一般的であり、撮影を通じて視覚的な証拠を取得することが目的です。しかしながら、この行為は法的な観点からも慎重に扱うべきであり、プライバシー権の尊重や法的な制約を考慮する必要があります。

尾行による素行調査が撮影に焦点を当てている場合、写真やビデオ映像は調査の成否に大きな影響を与えます。これらの視覚的な証拠は、調査の正確性と信頼性を向上させるために慎重に管理され、法的な手続きを遵守することが重要です。

また、撮影が唯一の手段である場合でも、調査者は合法的な手続きを守り、プライバシー権を侵害しないよう努めるべきです。法に基づいた許可なくプライベートな場面を撮影することは法的な問題を引き起こす可能性があり、これを防ぐためには法的なアドバイスや専門家の協力が必要です。

総じて、尾行による素行調査での撮影は慎重な取り組みが必要です。法的な規制や倫理規定を遵守し、プライバシー権を尊重することで、効果的かつ合法的な調査が実現されるでしょう。

飲食店などにおいては時として協力的なお店もあり、2人が来ていたなどの証言をして貰えますが、あくまでも飲食を共にしていたという事実だけでどんなに親密そうに見えたとしてもそれは店舗側の主観であり、浮気をしていたという証拠には全くなりません。

素行面については内偵により過去を大筋で知る事は出来ますが、あくまでも参考情報であり、聞き込みで過去の浮気を実証する事はほぼ困難です。