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浮気の男女比

男性は下半身で物を考えるといわれるくらい、性的に興奮すると理性的に物事が考えられなくなり、結果として浮気をしてしまうケースが多いといわれています。

浮気の男女比については様々な要因が影響を与え、一概に言える絶対的な比率は存在しません。浮気の頻度や理由は文化や社会の違い、個々の価値観や経済的状況によって異なります。ただし、一般的には男女間で異なる傾向が観察されています。

研究によれば、一部のデータは男性の方が浮気の割合が高いと示唆しています。これは歴史的にも社会的にも、男性が冒険的な性格や異性との遭遇を追求する傾向が強く、社会的な許容度が高いとされてきたためです。男性が異性との関係を持つことに対する社会的な圧力が比較的少ないことが、男性の浮気が多い一因とされています。

一方で、近年の調査では女性の浮気が増加しているという報告もあります。女性が社会的に自立し、キャリアや教育において男性と同等の地位を占めるようになるにつれて、浮気の傾向が平等になるとの見方もあります。また、女性が感情的なつながりやパートナーシップにおいて充実感を求めることが増えたことが、浮気の要因となっているとされています。

ただし、これらの傾向はあくまで一般的な指摘であり、個々の人や文化、状況によって異なります。浮気には多くの要因が絡むため、絶対的な男女比を特定するのは難しいとされています。重要なのは、相手とのコミュニケーションや信頼を大切にし、お互いが納得できる関係を築くことです。

そのため、浮気をするのは圧倒的に男性というイメージがありますが、浮気の男女比にはそれほど差はないという意見もあります。

男女において浮気の比率に差がないといわれるのは、浮気というのはこっそりと行うものだけに、いかに相手にバレないようにするかがポイントとなるからです。

男性はどちらかというと隠し事が下手な人が多く、その反対に女性は隠し事が上手です。

つまり、男性は隠すことが下手なために浮気が表に出てきやすいのです。

そのため浮気をするのは男性の比率が高いと一般的に思われていますが、実は隠すのが上手な女性を割り出してみると、女性もかなりの確率で浮気をしていることがわかってきます。

女性の浮気が増えてきた理由

かつては女性は家にいて子育てをして、居心地の良い家庭を作ることが一番の幸せであり、使命でもあると考えられていました。

けれど、昨今は給与の伸び悩みや子どもの教育費がかさむことなどから、女性も外で仕事をする人が増えています。

結婚が仕事を辞める理由にならず、産休や育休が取れる職場であれば、出産や子育てさえも仕事を辞める理由にはなりません。

むしろ、年齢と共にキャリアを積んでいき、人間的に余裕も生まれることから管理職になる女性も少なくないのです。

そうなると、女性と社会を結ぶ接点がかつてよりも増えるのは当然で、夫以外の男性を好きになったり、年下の部下と肉体関係を持ったりといった具合に、女性が浮気をする環境がお膳立てされてきました。

かつては男性にだけ与えられていた環境が女性にも及んだことで、夫が気づかない間に仕事をしている妻が浮気をしていたというケースが増えています。

浮気に関する男女比について、近年では「女性は隠すのが上手で、本当のところは浮気の男女比にそれほど差はないのではないか」という意見が広がっています。これは社会の変化や性別の役割に対する見方が進展し、男女の浮気傾向においても変化が見られるからかもしれません。

かつては男性が浮気に関してより公然となりやすい傾向がありましたが、現代では女性も社会的な変遷や独立心の向上とともに、自らの欲望や感情に忠実になることが増えています。このような変化が、女性が浮気をする際にもっと慎重に行動し、他者に察知されにくくなる一因となっています。

女性の浮気において、感情や心理的な動機が強く影響することが指摘されています。彼女たちはしばしば感情の安定やパートナーシップの満足度を求め、浮気が起こる背後には感情的な状況やコミュニケーションの不足が見受けられることがあります。これにより、女性は自身の浮気行動を隠す能力を発揮する傾向があり、そのために男女の浮気比率にそれほど差がないように感じられるのかもしれません。

一方で、これらの変化が社会に浸透する中で、浮気に対する社会的な受容度や観点も変化しています。これが男女ともに公然としづらい状況を生む要因となり、結果的に男女の浮気行動が均等に広がる可能性もあるでしょう。

総じて、浮気に関する男女比においては、社会の進展や性別の役割に対する見方が変わる中で、女性が浮気を隠す能力を発揮しやすくなり、男女の浮気傾向にそれほど大きな差がなくなっている可能性があります。これは単なる一般的な指摘であり、個々の人や状況によって異なることを考慮することが重要です。

特徴は年代の差

浮気の男女比を考えるとき、一番特徴的なのが年代の差です。

男性の場合、浮気をする年代で最も多いのが20代と30代の初め、そして50代です。

若いうちは性欲も強く、遊びたいという気持ちから浮気をするのもうなずけますが、30代後半から40代にかけては浮気の割合は落ちてきます。

その理由として、この年代は責任の重い仕事を任されることが多くなり、加えて家庭でも子育てが大変なことから、ストレスや疲労で浮気どころではなくなるためです。

中にはEDに陥ってしまう男性も少なくないのが、この年代の特徴でもあります。

50代に入ってまた浮気をする比率が高まるのは、人によっては子どもが社会人になり、親としての子育ての義務から解放されることや、管理職に昇進して最も大変な中間管理職を脱し、仕事に余裕ができることが挙げられます。

これらのゆとりが男の色気となって、若い女性社員にモテるというモテ期が到来する男性も少なくなく、男性の浮気年代はおよそ2~3回やってくるといえるでしょう。

女性にも実は浮気年齢が高まる年代があった

女性は母性本能が強いこともあって、男性のように若いために浮気をしたり、逆に50代になってから浮気をしたりするといったことはないと考えられていましたが、近年は「40代女性に浮気の確率が高い」ということがわかっています。

その理由は40代半ば頃から始まる閉経への準備によって、男性ホルモンが増えるという要因です。

閉経へ向けて女性ホルモンの量は少なくなる一方、男性ホルモンの量が増えるため男性と同じように強い性欲を感じてしまい、浮気に走りやすくなるのです。

こうした男女の年代差を考えると、浮気の男女比はさほど変わらないという意見にも納得です。