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探偵はごまかしがきかない職業

インチキ探偵・悪徳探偵

世間に実在する探偵には本当に色々なタイプが存在します。

著者である私自身も20代から調査の道に身を投じた経歴を持ち、過去には様々な探偵達と接点を持ったことがあります。

探偵という職業はある意味単純な職業であり、ごまかしがききません。

探偵が手掛ける調査が依頼人の期待に応えられるか?応えられないか?どちらかしかないシンプルな職業と言えるのです。

もし、探偵としての地力が無く、調査力に欠ける「自称探偵」が依頼人から調査依頼を受けた場合には、依頼人の期待を裏切る調査結果が多くなってしまいます。

当然、高額な調査費用を費やした依頼人は「インチキ探偵」「悪徳探偵」等の怒りの感情を持つこととなります。

言っていることが大きければ大きいほど、そして調査料金が高額であればあるほど、「インチキ」「悪徳」等の評価を得やすくなるでしょう。

出たがり探偵

また、自身が探偵であることを対外的に認知して欲しいと思っている人物ほど、探偵としての基本的な調査力に欠ける人物が多いのではないか?と個人的には思います。

時々見掛けますが、マスコミに顔出しして宣伝効果を狙う「出たがり探偵」が存在します。

このように顔出しした探偵は「現場での調査はNG」な存在となるばかりか、番組中に発言している内容の多くがいい加減、同業探偵からすると迷惑な存在としか言いようがありません。

一度、極めておかしな調査手法を番組中に放送していた探偵が存在しました。

その内容は「探偵犬」なる犬を利用した調査を実施するというものでした。

その調査とは、浮気相手が同じマンションの住人であり調査困難なため、探偵犬を利用し浮気相手の部屋を特定するというものでした。

なんとも需要が限られる探偵犬の出番、信憑性に欠ける話に番組の出演者の表情も芝居じみていたことを記憶しています。

探偵犬による調査はにわかには信じがたいとしか言いようがありませんでした。

おそらく番組を盛り上げる為の架空のお話しだったのでしょう。

探偵としてプロフェッショナルな存在とは対極に位置する探偵だった、と言えるのではないのでしょうか。