探偵に素行調査を依頼するにしても、事前に「調査料金の相場」を知っておきたいという方も多くいらっしゃることでしょう。
おそらく、調査が終わるまでの最終的な「費用総額の相場」についても知りたいであろうとは思いますが、どれくらいとは一概には言えずケースバイケースです。
素行調査は素行(普段の行動)を調べるという性質上、1日や数日だけ調べても十分とは言えず、通常は1週間単位、長ければ1か月間以上等の長期間調査を要することもあります。
但し、何らかの証拠を取るための調査、例えば浮気の証拠を取る場合などは証拠さえ取れればすぐに終わるでしょうし、連日の調査は必要なく狙った日だけ調査を行う場合もあるでしょう。
このように、それぞれご依頼の案件によって要する期間に違いがあり、それによって費用の総額が変わってきます。
調査料金の相場
まず前提として、探偵の素行調査料金の一般的なだいたいの相場は以下になります。
一般的な相場
- 1時間単位の料金:10,000円前後
- 調査員人数:2名
探偵の料金制にはいくつかの種類がありますが、もし複数の探偵社の料金比較をする際には、この「1時間単位の料金」と「調査員の人数」を比較するとわかりやすいかと思います。
費用総額の相場
調査料金は一日何時間の調査をしたか、合計で何日間の調査をしたかによって最終的な費用の総額は変わります。
つまり一日の調査料金がどれくらいかかかるのかによって最終的な費用のだいたいの見当がつくと言えるでしょう。
「費用総額の相場」は、特定のサービスや商品にかかる一般的な料金範囲を指し示す重要な概念です。これは、顧客がサービスや商品の価格を適切に予測し、比較する際に役立ちます。以下に、費用総額の相場に関する考慮すべきポイントについて詳しく説明します。
まず第一に、費用総額の相場は特定のサービスや商品に関して地域や業界によって異なります。例えば、同じサービスであっても都市部と地方では料金が異なることがあり、同様に業界によっても相場が変動します。そのため、特定の地域や業界の相場を調査することが価格を理解するうえで重要です。
次に、費用総額には様々な要素が含まれることがあります。製品の場合、製造コスト、販売手数料、税金などが価格に影響を与える可能性があります。サービスの場合、労働コスト、材料費、オプションサービスの有無などが価格に寄与します。これらの要素を理解することで、総額の相場をより正確に評価できます。
また、費用総額には隠れた費用や追加料金が含まれることがあります。これらを把握しておくことで、最初に提示された価格が最終的な支払い総額を反映しているかを確認することが重要です。追加料金が予測できない場合、予算オーバーのリスクが高まります。
最後に、費用総額の相場を調査する際には、複数の提供者や業者から見積もりを取ることが有益です。これにより、市場全体の傾向や価格のバリエーションを理解し、最適な選択を行うことが可能となります。
総じて、費用総額の相場を把握することは、効果的な予算立てや価格比較に不可欠です。地域や業界の特異性を理解し、提供者とのコミュニケーションを通じて隠れた費用や条件を明らかにすることで、信頼性のあるサービスや商品を得ることができます。
一日の料金相場
- 6~8時間程度
- 80,000~100,000円前後
参考までに、どのような調査を行うかによって必要もしくは十分な調査期間が異なりますが、大まかに以下のようになります。
調査期間
①夫・妻・恋人の素行調査
期間:数日~2週間
②社員・従業員の素行調査
期間:1週間~1ヶ月
③子供や家族・親族の素行調査
期間:1週間~1ヶ月
④その他証拠収集など
案件による
例えば、夫・妻・恋人の浮気を疑って素行調査を行ったとします。
浮気している人物なら普通は1~2週間の間に1度くらいは浮気相手と会います。
もちろん早ければ1日で浮気が判明することもあるでしょう。
浮気の証拠とする場合、早ければ2~3日で調査が終了することもありますが、なかなか性行為をしなければ証拠取得に日数がかかります。
また、社員のサボりを調べた場合、1週間の平日5日間の仕事ぶりを見れば本当にサボる人物はその間に必ずサボるはずです。
しかし、サボっている事実を証拠とする場合は1週間では短く、もっと長い期間での調査が必要となるでしょう。
経費の相場
探偵の調査費用における「経費」とは、その日の調査対象者の尾行に要した費用のことで、通常は調査料金とは別にかかる費用となります。
経費の種類
- 交通費
- 車両代
- ガソリン代
- 宿泊費
- 施設利用料 等
経費の内容はほとんどのケースで「交通費」が占めます。
例えば、調査員2名で尾行中に対象者が電車移動をした場合、その電車賃×2名分は経費となります。
尾行・張り込みに車両を使わなければ車両代・ガソリン代はかかりませんし、宿泊費や施設利用は出張や潜入など特殊な状況に限られます。
ですので、タクシー利用やよほど遠距離の電車移動がない場合、通常は一日数千円程度が経費の相場であり、1万円を超えることはありません。
中には「経費込み」の料金を売りとする探偵事務所も見られますが、これは尾行にかかる経費を調査料金に含むということです。
調査料金に経費が含まれると「経費無料のサービス」のように思えるのですが、調査料金によってはむしろ余計な高額料金を払うことになる要注意のケースがあります。
(例)調査員2名・5時間の調査をした場合
①X探偵社(経費別)
1時間10,000円×2名×5時間=100,000円
経費3,000円
②Y探偵社(経費込み)
1時間20,000円×2名×5時間=200,000円
経費0円
※差額で考えると経費込みのほうが-97,000円分の費用がかかっている
上記の例で「経費込み」のY探偵社に依頼した場合、実際の経費相場は数千円程度のはずが1日5時間の調査だけで10万近く高いお金を払うことになります。
“高いお金を払うことになります”という表現は、一般的に高額な支払いを伴う状況や契約を指しています。高額な支払いが必要な場合、検討すべき要因や注意すべきポイントが多く存在します。
まず第一に、高額な支払いは通常、提供されるサービスや製品の品質や価値に見合ったものであることが期待されます。価格が高い場合は、その背後には高度な専門知識、技術、またはサービスの高い水準がある可能性があります。支払う額に見合った価値を確認するためには、提供されるサービスや商品の内容を詳細に調査することが必要です。
また、高い金額を支払う際には、契約書や取引条件を慎重に確認することが重要です。支払いの条件、追加料金、キャンセルポリシーなど、契約の詳細を理解し、トランスペアレントな取引を確保することが不可欠です。特に追加料金が発生する可能性がある場合は、それらを事前に知ることがトラブルを未然に防ぐ手段となります。
さらに、高額な支払いを検討する際には、提供者の信頼性や評判も確認することが必要です。口コミやレビューを調査し、他の顧客の経験や意見を参考にすることで、信頼性の高い提供者を選ぶことができます。
総じて、高いお金を払うことになる場合は、その支払いに見合った価値が提供され、契約条件がクリアであり、提供者が信頼性のあるものであることを確認することが重要です。これによって、トラブルを回避し、期待通りのサービスや製品を得ることができるでしょう。
もちろん経費が1日10万円を超えればお得になりますが、そのようなケースは考えにくく、むしろ経費でお金を使うと探偵社自身の取り分が減るので十分な調査を行わなくなる恐れもあります。
※当社はわかりやすい「時間料金制」、安心の「後払い制」の探偵事務所です。