探偵に依頼するにも、多くの方が「費用が安く済んだほうがよい」とお考えになるのではないでしょうか?
そのため、宣伝・広告で「見た目が安いだけの料金」につられてしまい、それをそのまま鵜呑みにしてしまう方も多くいらっしゃるのではないかと思います。
「安い料金・費用の素行調査」とは、通常は探偵事務所や調査会社によって提供される、相対的に低料金で行われる素行調査のサービスを指します。しかし、このような安い料金が提供される素行調査には慎重になる必要があります。低価格でのサービスは、品質や法的な側面でのリスクを伴う可能性があるからです。
まず、安い料金の素行調査は、調査において必要な専門的なスキルや技術、法的なノウハウを提供することが難しい場合があります。高度な素行調査は、調査者が専門的な知識と経験を持っており、法的な制約を理解していることが求められます。したがって、極端に低い料金が提示される場合、調査の品質や信頼性に疑念を抱くべきです。
また、低価格の素行調査は、調査対象者のプライバシーに対する侵害が懸念されることもあります。法的な手続きや規制を遵守しないまま、調査を行うことがあれば、調査者や依頼者の法的な問題を引き起こす可能性があります。
更に、低価格の素行調査は、調査対象者に気づかれずに行うことが難しくなることがあります。慎重でプロフェッショナルなアプローチが求められる素行調査において、低料金で提供されるサービスは、調査の成功に対するリスクを増加させる可能性があります。
総じて、安い料金・費用の素行調査を検討する際には、提供されるサービスの品質や法的な側面について慎重に検討する必要があります。信頼性のある調査を求めるなら、専門的な調査機関や探偵事務所に依頼し、適切な料金体系とプロフェッショナリズムを確認することが重要です。
1.探偵の「安い」はあてにならない?
料金や費用の安く見える部分だけを強調していたり、安くても調査内容が標準以下というケースなどが見られますので、以下に例を挙げてみます。
探偵の料金に関して「安い」という言葉は、しばしば複雑で慎重な検討が必要な要素を指摘しています。安価な料金が提示されているからといって、必ずしも信頼性や品質が保証されるわけではありません。以下に、探偵の「安い」はあてにならない理由について詳しく説明します。
まず第一に、探偵業界は高度なスキルと専門的な知識が求められる分野であり、プロの調査者にはそれに見合った料金がかかります。安い料金が提示されている場合、それが探偵の実力や専門性を反映しているかどうかは疑問です。高品質なサービスはプロフェッショナリズムや経験に裏打ちされるものであり、それには適正な報酬が必要です。
また、探偵業務は法的な制約や倫理的な規定を遵守しながら行われる必要があります。低価格なサービス提供者がこれらの規制に対して不十分な対応しかしていない場合、調査が不正確であったり法的な問題を引き起こす可能性があります。
さらに、安価な探偵業者は、調査の途中で隠れた追加料金や不透明な料金体系を導入することがあるかもしれません。初めに提示された安い料金が最終的な支払いとは異なることがあり、クライアントにとって予測困難な状況を生む可能性があります。
総じて、探偵の「安い」はあてにならないと言える理由は、高度なスキルや法的な知識が必要な調査業務が、十分な報酬を得ることなく提供されることが難しいからです。クライアントが信頼できる調査を求める場合は、実績や評判を確認し、料金の透明性や契約条件を検討することが重要です。
調査料金は破格に安いがGPSでの確認だけの調査である
調査料金が安いので依頼してみたら「GPSでの動きを確認するだけの調査だった」というケースがあります。
対象者の行動の詳細はリアルタイムで現場に人がいなければ確認できませんので、むしろお金の無駄になってしまいます。
安いのは初回のお試し依頼限定で2回目からは安くない
初回のお試しの調査だけを破格に安くアピールしているケースがあります。
お試し調査はあくまでお試しなので本来の調査ではありません。また、2回目以降の本来の調査はその料金では調査できません。
単価は安いが契約時間が長く無駄な調査時間ができるため結局高くなる
1時間単価では安く思えても、無駄な調査時間ができるとその分を損したと感じることでしょう。
つまり、1時間単価が安くても8~10時間以上のような長時間でしか契約できない場合、どこかで全くの無駄な調査時間が出来てしまい結局損をするということです。
一日料金と謳いつつ、延長料金が含まれていない
「一日〇万円」などと謳っていても、実際には「延長したい時は別途費用が必要」だというケースが多く見られます。
さらに延長料金がかなりの高額設定というケースもありますのでご注意下さい。
成功報酬制で結果が出なければ0円と謳っている
素行調査で成功報酬制を採用している探偵事務所も見られますが、本来は尾行や張り込みを行う調査は時間料金制が主流であり成功報酬制は採用されません。
なぜなら、成功条件に至るまでの時間的・人的労力と報酬額のバランスが著しく崩れ、仕事を全うしても探偵側に大きな損失が発生する可能性があるからです。
そういった事態を避けるために「成功条件を曖昧もしくは緩和」しているケースがあり、これによって依頼者の成功条件の認識とズレが生じ、のちのちのトラブルの材料となります。
実際に「結果が出なければ0円」等と謳っている探偵事務所も見られますが、仮に成功条件が容易で報酬額が高額だった場合、客観的には安いなどと言えないでしょう。
2.「どのように安くするか」を考える
素行調査は様々な目的で行われますが、その中でも主な目的は対象者の行動や生活パターン・交友関係などを知ることであり、浮気調査と比べると調査期間が長くなる傾向があります。
そのため、契約における数々の無駄を省くことが重要となってきます。
①調査員の人数
探偵の尾行は最低でも2名の調査員で行われ、案件のケースや難易度によって3名~4名に増員した体制で行われています。
しかし、どんな案件でも5人6人などと必要以上に調査員を使おうとする探偵事務所があるようです。
通常、調査員を多く使えば使うほど調査料金も高くなるので、探偵社にまかせっきりにせずに何人でどのような調査を行うのかの確認は必ずされたほうがよろしいです。
②時間
例えば、対象者が朝昼夜と行動、次の日が仕事であれば深夜の時間帯は寝ているのが普通です。
しかし、明らかに寝ているであろう深夜でも張り込みを続行したとして1日24時間分の料金を請求する探偵事務所もあると聞きます。
こんな無駄を重ねていればいくら時間単価が安くても最終的にはかなりの高額費用となるでしょう。
③期間
「1ヶ月の長期間契約をすると割引がある」などとどんな調査でも1ヶ月等の長期間契約を勧めてくる探偵事務所があるようです。
しかし、素行調査を進めていくうちに事情が変わり、残り日数の調査が必要なくなるという事態もありえます。
あまりに長期間の契約をしてしまうと、必要なくなった日数分の調査料金が無駄になってしまいますのでお気を付けください。
※当社はわかりやすい「時間料金制」、安心の「後払い制」の探偵事務所です。