世界食料デー

私は初めて耳にした言葉だったのですが、10月16日は「世界食料デー」とされているようです。

国連食糧農業機関(FAO)によれば、十分な栄養を取れないために肉体や精神の完全な発達が見込めない5歳未満の子どもは世界で1億6500万人に上ると言われており、約20億人は健康のために不可欠なビタミンやミネラルが不足している一方で、適正体重を超える人は14億人に上り、うち肥満が3分の1を占めているそうです。

そうした栄養問題を抱える親から生まれた子どもは、障害を持って生まれたり、病気にかかったりする確率が高くなると言われます。世界食料デーの今年のテーマは「食料・栄養安全保障への持続的食料システム」だそうで、FAOは世界が抱える飢餓問題について認識を高める目的で、以下のような行動を提案しています。

○世界食料デー記念の食事会○家庭菜園○食品の無駄をなくす。家庭菜園や食品の無駄をなくすことは私たちにもできますよね。驚くことに世界で生産される食料のうち、30~50%に当たる12億~20億トンが消費されずに廃棄されているそうで、見た目が良くないという理由で捨てられる作物があるようです。

今まさに私たちも自身の台所が一因になっていないか確かめ、考えるべきときなのかもしれません。

飢餓問題が解決することは正直先の見えないことであり、日本のように平和で豊かな国で暮らす私たちには想像しにくい問題ですが、小さなことから始める以外方法はないと思うので、私たちの意識を変え、食品を無駄にしないことから始めようとあらためて思ったのでした。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)