基本的に、法的なトラブルを抱えるような問題が発生した場合には公的機関である警察が動くことになります。
警察は法律によって捜査の権限が与えられていますので、凶悪な事件であったとしても的確にその問題を解決することができる力があるのです。
しかし、中には警察が全く対応することが出来ない案件もあります。
それは民間トラブルなのです。
例えば、近所同士のトラブルがあった場合に110番をしても、どちらか一方が逮捕されるようなことは絶対にありません。
もちろん、トラブルの果てに相手を傷つけるような事件に発展したときなどは別ですが、当人同士の口げんかなどでは警察は動かないわけです。
なぜかと言うと、法律的にそのようなことが出来ないという制限があるからです。
民間同士の問題は民法という法律によって解決するようになっており、これを利用して問題を解決するのは探偵であり、探偵が手に入れた証拠を元に裁判をする弁護士なのです。
警察の領域というのは刑法と刑事訴訟の問題に限られているので、民法の案件に関する民間でのトラブルに関しては全くと言って良いほど手をつけてくれないのです。
その証拠に、いじめ問題やゴミ屋敷の案件などは行政が動いても警察は動きません。
こうした問題を証拠付きで解決できるのは探偵以外にありませんので、困ったときは相談する事が賢明なのです。