社員の素行調査・3

社員のさぼりにも困ったものであるが更に困るのが社員や従業員による金品の窃盗、商品の横流しである。

これはもう完全に刑事事件となる犯罪である。ただ証拠も無く、警察に行っても社内内部の事でもあり、なかなか捜査をしてくれないのが現状である。そのために探偵社としてはその証拠を集め、犯人を特定していく事となる。

社内外での行動を調査して動静を掌握、その行動を写真やビデオに撮影して証拠を集めていく。商品の窃盗、横流しなどは行動をマークしていると意外にも早く結果が得られる。しかし、金銭に対しては隠しカメラなどを駆使して根気よく調査しなければならず、更に状況証拠を固める意味からも勤務時間以外での行動を調査して給与に見合った生活をしているかを見極める必要性も出てくる。

尚、更に難易度の高い調査が機密情報データの持ち出しである。以前は書類ベースとなるデータも多かったのですがパソコンの発展に伴い、データも簡単にマイクロ化、持ち出しも容易になり、その受け渡しも押さえづらくなっているのが現状です。

この点においては探偵もパソコン関係や周辺機器などにも精通していなければならず、日々、精進です。まだまだアナログな侍にとっては厳しいかも。

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