営業車輌を利用している社員の素行調査も多く、さぼりの様相も様々である。
前回同様に郊外のパチンコ店に行く者、競輪や競艇場へ行く者、はたまたドライブを兼ねて有名ラーメン店などに行き、食事を楽しむ者、殆ど、土手や河原で昼寝をして過ごす者、猛者としては家に帰って休んでいる者、いろいろである。そして目的である営業は10分程度の顔出しを2カ所ほどで終了しているのが殆どである。
これでは経営者もたまったものではない。
ごく希ではあるが依頼人の予想に反し、真面目に営業に回っている社員に出くわした事がある。
その社員は昼食もコンビニや蕎麦屋で簡単に済ませ、車の中で昼寝をするものの1時には移動を始め、何カ所も取引先を回っていた。
もし彼の営業成績が悪かったのであれば、それは営業職が向かない人物なのかもしれない。