侍の独り言・新宿の素行調査

探偵侍にとって銀座の次に余り印象の良くない場所が新宿歌舞伎町とその周辺地域である。

ただ新宿は昼夜を問わず日常、調査でよく赴く街のひとつでもあり、決して嫌いな街ではない。確かに尾行などの素行調査をする際に小田急、京王、伊勢丹、三越、高島屋などの百貨店や各種ファッションビルなどの商業施設内での尾行の難しさは対象者がエレベーターを利用する際などの点が上げられるが新宿の雑踏は昼夜を問わず、好きな街でもある。映画やドラマ、小説などの影響も過分にあると思うが新宿の街は都会の探偵の似合う街と言ってもけっして過言ではないだろう。

西口の高層ビル郡を中心に大都会を形成している新宿。

そんな新宿の中にあって北側というか新大久保に向かう日本最大の歓楽街と言われる歌舞伎町。

女性が接客するキャクラ、クラブ、バー、スナックから男性が接客するホストクラブなどの風俗店、各国のレストランや居酒屋を含む飲食店、映画館から遊戯店などのレジャー施設、大小の雑貨店から性風俗店、ビジネスホテルやラブホテルも乱立している眠らない街、歌舞伎町。

配偶者の浮気調査を含む一般的な素行調査から家出調査などで探偵侍もよく訪れている街である。

それなのになにが印象が良くないかって?

それは張り込みにおいての弊害である。

歌舞伎町やその周辺地域には昔から様々な暴力団組織の枝葉の事務所が数多く存在している。ひどいところだと1棟のビルやマンションに別組織の事務所がいくつか入っているというケースもある。

そんな事務所のあるビルやマンションやその近くに対象者が出入りするとどうしても近くで張り込みをするしかないのであるが張り込み始めて短時間で暴力団関係者がやけに警戒を始める。

張り込みにおいては通常でも周辺には気を遣うのだがそれ以上に気を遣わなければならず、中には声を掛けてくる人もいる。最初は警察関係かと疑心暗鬼に満ちて静かに聞いてくるのであるが一般人と判ると手の平を返したかのように横柄となり、「邪魔だ」「目障りだ」と言ってくる。探偵とは言えない弱みもあり、対応するが聞く耳を持ってはいないので、張り込み場所を移動するのであるが見づらい場所になってしまうことも多々ある。

本当に厄介である。

また最近では得体の知れない外国人もおり、一見したところ、不良外国人と判る人種も多く、下手にトラブルも起こしたくない。

都会の歓楽街と言われる場所お置いては付き物のことであるが信じゆくほど張り込みに気を遣い厄介な場所は少ない。

よくドラマや映画の世界では探偵は暴力団と親しい関係がよく描かれているがけっしてそんな事はない。

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