探偵事務所や興信所において差別に関する調査は違法とされている。
また犯罪に加担するような調査ももちろん違法である。
差別に関する調査では相談時においてその殆どの目的が差別と判断できる為にお断りしている。どんなに別な理由付けしても部落問題であるとか国籍問題であるとかが薄々でも把握できるからである。
しかし、犯罪に関する調査では相談者も虚偽の目的を言ってくる場合がある。これを判断するのが難しい。
過去に大変、お世話になった人が今、連絡が取れないので探してほしい。個人的に多額のお金を貸したが行方を眩ましたので探してほしい。ご丁寧に借用書まで偽造して持ってくる始末。また恋人が浮気しているみたいなので行動調査をしてほしい、知人が親と喧嘩して家出、死にたいと言っていたから早く探してほしいなどなどなど。
依頼を受ける前にはいろいろと話をして余程辻褄が合わなければお断りしているが本当に難しい。
誓約書は提出してもらうが私たち探偵事務所には本当に困った目的で依頼してほしい。