探偵の仕事で浮気調査のつぎに多いのが素行調査です。
この場合、大抵は婚前前に相手の過去などを調べてほしいという内容です。
結婚詐欺が増えているので、籍を入れてしまう前に不安をとりのぞいておきたいのが本音でしょう。
依頼人は結婚する当事者ではなく、家族のほうが多いですね。
娘や息子を心配する親御さんが、心配して調べてほしいと訪ねてくることは頻繁にあるのです。
親心というのは、ときにプロに調査を依頼するほど強いものだと感じますね。
ところで、素行調査の仕事で大変なことは数々あります。
まずは長期間にわたって、徹底的に調べ上げるという根気強さです。
仕事だから当然と思われがちですが、この仕事はそう甘くないですよ。
なにしろ特定の人物のプライベートなことを知るというのは至難の業なのですから。
仕事上、なにかしら調査ルートはあると思いますが、調べて報告書を作成するまでに、かなりの期間が必要になるのです。
でも依頼人はできるだけ早く詳細を知りたがります。
一方で、長ければ数か月かかることもあり、相手の親族に問題がないかということまで深く突き詰めることもあります。
このジレンマが双方の負担になり、トラブルにつながることもあるのです。
手付金以上に費用がかかることや、期間の延長については、こまめに依頼人に伝えるという配慮が大切になります。
時間がかかるという点については、依頼者側もしっかりと考えてからにしてほしいと思います。 |