日本で探偵になるには、試験をとって取得するような免許や資格は必要ではありません。
とはいえ、勝手に探偵を開業できるというわけでもなく、探偵業法にもとづいて、営業所の所在地の警察に届け出を出す必要があります。また、探偵を廃業する際や、内容に変更が生じた際も、その都度届け出が必要です。
ただ、何の勉強もせずにいきなり探偵を開業して、生活していけるくらいのクライアントの依頼を常時受けるということは難しいでしょう。
もちろん才能があればその限りではありませんが、今は大抵の探偵が、通学制や通信制の探偵学校を利用して、探偵業務の基礎を学んでいます。
探偵学校のカリキュラムは学校によって違いますが、一般的な専門学校とは違い、平均3ヶ月、早ければ1ヶ月くらいで卒業することもできます。費用は30万から40万といったところですが、卒業後にフランチャイズ開業ができる学校の場合には、その費用が加算されることもあります。通信制は学費自体は安くなりますが、別にスクーリングを受けるとだいたい通学と同額になります。
探偵になるために必須というわけではない探偵学校ですが、全く探偵業務に知識がないという人や、業界にコネクションをつくりたいという人にとっては有効な場所といえるかもしれません。