内偵での素行調査・2

内偵による聞き込みでは意外と近隣はいろいろな事を見ている場合が多いです。 まして都心よりも地方の方が近隣との交流は盛んで、少し離れていてもさまざまな情報は得られる可能性は高いです。

隣同士でも殆ど付き合いのない都心の独身者用のマンションのようなところでも何時頃に出勤、帰宅するとか、よく異性が遊びに来ているとかを知っています。僅かな情報でも役立つ事があります。住宅地域ですと近隣との付き合いはある程度はありますので注意して聞き込みをしなければ対象者宅に調査が漏れてしまう場合もあります。しかも交流がある為に敢えて話したがらない人もいるのも事実です。それを対象者に知られずにいろいろな情報を聞き出すのが探偵の技術なのです。

前住所だと対象者が既に転居している為に変なわだかまりを持たれず、いろいろと話をしてくれる人も多く、情報を集めやすいと言えます。前回記述した騒音トラブルなどは典型的な例ではありますがそればかりではありません。

昼間OLとして勤めていたある女性の結婚調査で前住所近隣より毎晩深夜1時過ぎ頃に帰宅していたのが確認されており、どうやらアルバイトをしていたらしいのです。アルバイト先の業種、店名や所在地などの特定に至るのはかなり厳しいですが水商売であるか性風俗店であるかの懸念が発生します。この事実を依頼人が聞いて知っていたかが素行面での問題点となります。

確かに聞き込みでは過去の行動確認はなかなか厳しいのも事実でありますが問題提起することで判断材料になるのも事実です。

 

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