秋は食欲旺盛になりがちである。冬に備えて脂肪をを蓄え越冬する動物たちには「かき入れ時」とも言える季節である。
深夜の調査現場では時々珍しい動物たちを眼にする機会がある。つい先日は深夜2時頃に東京都足立区で「たぬきが3匹」餌を求めてうごきまわっていた。親子なのだろうが三匹とも大きさに差が感じられなかった。めったにお目にかかれない動物が突然3匹あらわれた状況に「都会も人間だけが生活」している場所では無いのだと考えさせられた。
話は変わって現代人にとっての秋も「食欲の秋」が基本になる事は言うまでもない。一年を通して秋に美味しい旬な食材は豊富であり、「秋鮭・秋刀魚・椎茸・えのき・シメジ・栗・」に代表される食材を使用し「酒の肴に」となり一席もうけたりなども身近な話題である。
季節の変化と人間のイベント意識には関連性がある。
夏は涼しげな場所や食を求め、冬は暖かな場所と温かい食を求める。春や秋は屋外で季節を感じる花見や旬な食材でバーベキューや芋煮などもポピュラーだろう。
調査に必要な五感は季節と旬にも関連があるのだと再確認させられる。