探偵の悲しい性(さが)・2

前回で鉄道路線図を把握していると書きましたが、そればかりではありません。

駅ひとつひとつに対しても探偵の悲しい性が出てしまいます。どちら側のドアが開くのか?ホームのどの辺に階段やエスカレーター、エレベーターがあるのか?気にして見てしまいます。もちろん駅に降りたら改札口はいくつあるのか、乗り換え駅ならなおのこと、乗り換え口はどうなっているのか、とかです。仕事で行くときは勿論の事、プライベートでも気にしてしまいます。最近ではホームの改良工事に伴い、良く見知った駅でも場所が変わったりしています。 素行調査を多く経験していると判る事なのですが通勤で電車を利用している人にはけっこう同じ習性をもった人が多く見られます。それは利用駅の利便性を考えた行動を取る人の多さです。例えば通勤で利用する駅が一番前の階段を利用するのにわざわざ一番後の車輌に乗る人はいません。もし乗ったのなら後に階段がある駅で降りる可能性があるのです。前もって後に階段のある駅を知っているとその駅の到着前に近づく事も可能です。なにしろ人の乗り降りが多いですから、どのようにも対応が出来ます。また浮気調査などでは利便性を把握している対象者は頻繁にその駅を利用しているとも考えられます。

ちょっとした事でも覚えておく、これが素行調査での成功率を高めるものとも考えており、普段から気にする癖がついてしまっている探偵の悲しい性かもしれません。

あっと、本日は中秋の名月、十五夜ですね。

昔ながらに月見だんごをお供えするなんて、いいかも。

しかし、何十年もしたことがない。

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