侍の独り言・ビックリ調査

驚き、桃の木、山椒の木とはこの事でした。

素行調査の対象者は依頼人と半同棲、結婚を前提としている女性。なぜか友人から別な男性と腕を組んで歩いているとの目撃者が数人。問い詰めても正直に言うか、わからないので問い詰めずに素行調査の依頼。勤務先から尾行する。すると依頼人から聞いていた実家に帰宅する。すると着替えて出てきた。追跡すると表参道の喫茶店に入る。すると30分ほどで依頼人とは異なる男性と出てきた。腕を組み、親しそうに渋谷方面に歩く。そして洒落た居酒屋に入った。2時間ほどで出てきて、渋谷のラブホテルへ。1日目で結果が出たと依頼人に連絡する。

すると1時間前に依頼人の家に来て、今、目の前にいるという。勤務先から別の人を尾行してしまったのだ決めつけられ、怒鳴られる。しかし、依頼人から聞いていた実家に行っているので間違いないと伝える。依頼人の彼女も実家に帰り、着替えてから依頼人の所に泊まりに来たという。とりあえず調査は打ち切り、翌日、写真を見てもらうことにした。

翌日、写真を見てもらう。依頼人もビックリしているが喫茶店や居酒屋から出てきた彼女は本物であり、2人の歩いている姿も間違いない。

依頼人も知らない秘密があったのだ。双子の姉がいることを。まさしく「マナカナちゃん」である。髪型から体型までそっくりなのである。

依頼人が友達が見たと言うことで彼女に聞いたら双子を告白。いずれ話すつもりではいたが皆、興味を持って双子の姉と会いたがったり面倒くさい経験をしていた為に話さなかったという。

一騒ぎである。確かに彼女と双子の姉を間違えたのはこちらではあるが1日分の料金は頂け終了となった。

 

 

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