川崎の検察支局から逃走した強姦強盗犯が逮捕された。
友人から借りた携帯電話の微弱電波を警察が調べ上げ、位置を特定したという。
テレビや映画の刑事ドラマなどでは頻繁に出てくる調査方法であるが実際にここまで精密に調べ上げられるとは。
この位置情報システムが民間の探偵にも利用できれば所在調査や素行調査でどんなに楽になるか。考えただけでも羨ましい。いや、むしろ逆に探偵そのものの必要性も問われてしまうかもしれない。
対象者が携帯電話を所持していれば所在調査では100%の効力を発揮するだろう。それこそ探偵の聞き込みや張り込みなどの地道な調査は殆ど必要がなくなり、個人的にも簡単に捜査は可能だと思う。
浮気などの素行調査においてはある程度の情報にはなるが残念ながら位置情報だけでは全く証拠にはならない。浮気においての民事裁判での証拠は誰とどこでいつからいつまでどのような行動をしていたかが問われるからである。これは常に尾行していなければ掴めない。
現在の結論からすると微弱電波の位置情報は当面、民間や個人に提供できるものではなく、やはり地道な調査が必要とされ、やはり探偵の出番なのである。