素行調査の難しさ・4

たまに依頼者との相談時に「尾行の調査員は1人でお願いできませんか」と言われる方がおられます。

はっきりと言わさせて頂きます。

「無理です!」

依頼者がどんなに簡単な素行調査ですと言われても、行動が全く分からないから探偵を頼もうと思ったのではないですか。

確かに歩くのもやっとという高齢者が対象者だとして尾行そのものは簡単かもしれません。が、どこに行くか全くわかりません。目的地にまっすぐ行ってくれれば良いのですが知人宅、商業施設、飲食店などに寄り道したりとさまざまです。

必ず入ったところから出てくるとは限りません。また裏口が無かったとしても全ての出入口を確認しない訳にはいきません。その際に出てきても見逃してしまいます。

過去に、対象者があるお店に入りました。普通、お客で入ったと思いますよね。ここはお店と住居が一緒になっていて裏側にも住居の玄関口があって、対象者はその玄関口から出てきたのです。このような似たケースも多々あります。一人では見逃していたのです。それを依頼者は調査員1人で頼んだのしょうがないとは決して言いませんし言い訳にもしたくありません。

1人では限界があります。トイレの問題もあります。経験や技術の問題ではありません。もし1人で素行調査をしてくれる探偵社があれば、そこはいいかげんな調査をする悪質なところです。

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