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警戒されての尾行調査

御依頼者が配偶者の浮気を疑い、自ら探偵の真似事をして尾行をしてしまい、簡単に配偶者にばれてしまい、それから私ども探偵事務所に素行調査の依頼されてきた人がいます。

ばれたのも尾行していったものの駅ビルに入り、一瞬見失ってしまい、探していたら相手から先に見つかってしまったという悲劇。

偶然を装ったらしいのですが下手な言い訳、どうしようもありません。

そこで当探偵事務所に依頼をしてきたのです。

しかし、いちど、警戒されてしまった相手に対して如何にプロの探偵といえども尾行は簡単ではありません。

依頼された調査日、探偵が3名で尾行を開始しました。

通常、2人でチームを組み尾行するのですがばれているという事情から1人増員して実施しました。

ところが警戒がハンパありません。

“警戒がハンパありません”という表現は、強い慎重さや用心深さを指し示しています。この状態が生じる背景には様々な理由があり、個人や組織が直面する潜在的なリスクや不確実性に対する対応が求められていることが考えられます。

まず、個人が「警戒がハンパありません」と感じる場合、それは身の安全や健康への懸念が結びついている可能性があります。例えば、特定の場所や状況において危険を感じ、注意深く行動することが求められているかもしれません。このような感覚は、犯罪や災害のリスク、あるいは個別の脅威に対する自己保護の本能的な反応であることがあります。

また、組織や社会全体において「警戒がハンパありません」となる場合、それは通常、緊急事態や危機的な状況に対する警戒が高まっていることを示唆しています。例えば、国際的な政治的緊張や自然災害、健康上の危機など、大規模かつ深刻な問題が生じた場合、人々や組織は注意を怠らずに対策を講じる必要が生じます。

このような状況においては、情報の正確性と迅速な行動が重要です。リーダーシップや組織の指導者は、的確な情報を提供し、冷静な判断を促進するための手段を講じることが求められます。また、個人も状況を冷静に把握し、適切な対策を講じることで、安全と安心を確保することができます。

多分、浮気相手と会うのでしょうが自宅より出た後、うしろを頻繁に振り返りながら歩いていきます。

依頼者がつけてこないことは当然判ったでしょう。

しかし、知り合いかそれこそ探偵に依頼したと思ったかは判りませんが警戒が続きます。

しまいには途中で立ち止まり、後から来る人を先に行かせたりし始めました。

こうなるとプロの探偵でも尾行は困難となってきます。

しょうがなく、探偵も追い抜かざるをえません。

そして隠れて相手の様子を伺います。

まったく初日からこの神経戦では疲れてしまいますし、どれだけ尾行できるかも判りません。

この件はその後は少し安心をしたみたいですが、それでもたまにうしろを振り返ります。

最寄りの駅に入り、電車に乗りますがなんと1本見送ったのです。

この駅は各駅停車しか止まりません。皆がこの電車に乗り込みます。

そして電車が出て行きました。

ホームに残ったのは我々探偵3名と対象者と乗り遅れた2人の6人のみ。

ここまで警戒しているとは。

次の電車に乗り、ある駅で降りました。

改札を出てから、後を振り返り、後から改札を出る人を見極めています。

探偵もメガネをかけたり、上着を変えたり、印象を出来うる限り変えて改札を出たものの警戒は続き、尾行も限界に来ています。

距離を置き、隠れて相手の様子を伺います。

“隠れて相手の様子を伺う”という行為は、一般的には倫理的でなく、他者のプライバシーを侵害する可能性がある行動であります。社会的な信頼や個人間の健全なコミュニケーションにおいては、オープンで透明な態度が求められます。以下に、このような行動がもたらす潜在的な問題について考察します。

まず第一に、隠れて相手の様子を伺うことは相手のプライバシーを侵害する可能性があります。他者が意図的に自分を見られていると知らない状態で行動を観察することは、個人の自由や尊厳を脅かすものであり、相手に不安や緊張感を与えることがあります。

第二に、このような行動は信頼関係を損なう要因となり得ます。相手が自分を観察していることを知った場合、それは信頼感の低下や対立を引き起こす可能性があります。信頼は人間関係の基盤であり、それが揺らぐことは深刻な問題となります。

第三に、法的な観点からもこのような行為は問題視されることがあります。特にストーキングやプライバシーの侵害といった法的な問題が発生する可能性があり、これは深刻な法的な制約を伴います。

したがって、相手の様子を知りたい場合は、オープンでコミュニケーションを図ることが望ましいです。相手との信頼を築くためには、率直な対話や相手の意向を尊重することが重要です。透明性と相互尊重があることで、健全な人間関係が築かれ、問題が発生するリスクが低減します。

こうなってはばれるか見逃すかの選択を迫られています。

今後の為にもばれたら何も出来なくなってしまいます。

見逃してもしょうがないと覚悟を決め、遠めの距離を置き、尾行を続けます。

また進行する道と平行する道を見つけ、2人の探偵が走り回り、先回りしたりと手を変えて相手をどうにか捕捉しています。

すると角を曲がり路地に入り、約7秒後にその角に来たら対象者がいません。

7秒間という時間で曲がり角は無く、その曲がった角の家か、奥のマンションに入ったとしか考えられません。

状況から推測してマンションと判断して張り込みます。

結果、浮気相手の居住するマンションだったのですが、このマンションを捕まえられたのも幸運が重なったもので、もしまだこの先も相手が歩いていたら完璧に見逃していたかもしれませんし、当然、マンションも判らなかったはずです。

対象者に警戒されているということはプロの探偵でも容易でないことは理解して頂き、素人が探偵の真似事をして尾行は絶対にしないで頂きたいと切に願います。

相手も馬鹿ではありません。

いろいろと考えて尾行する人を特定しようとしたり、まこうとしているのです。

尾行行為は一般的には法的に問題があるため、その特定を試みることは倫理的にも法的にも検討すべき行動である。個人を尾行することは、その者のプライバシーを侵害する行為であり、社会的な信頼を損なう可能性があります。法的にはストーカー行為と見なされ、様々な法的措置が取られる可能性があります。

尾行を受ける被害者は、精神的な苦痛や恐怖を経験する可能性があり、これは心理的な影響を及ぼすことがあります。そのため、尾行行為には深刻な法的および道徳的な懸念が結びついています。

もし尾行されていると疑念がある場合、まずは法的なアドバイスを求めることが重要です。警察や法的な専門家に相談し、証拠を収集する際には法に則った方法で行動するべきです。法的な手続きを踏むことで、尾行行為に対する対抗手段を得ることができます。

一方で、自分自身が他者を尾行することは、法的な制約だけでなく、道徳的な観点からも慎むべき行動です。他者のプライバシーを尊重し、公正かつ倫理的な行動を心がけることが、社会全体の健全な機能を保つ上で重要です。