影日向

探偵は因果な商売である。決して表舞台に立ち日の目を見ることはない職業である。自己顕示欲が少しでもある方は「探偵の資質はゼロ」と断言できるだろう。

依頼人にもたらす調査結果を念頭において日々「地味にコツコツ」調査を実施しなければならない。当然、人前に出る事などなく「難解な事件を解決」など無い。

一般の方は探偵という職業を勘違いしている場合が多く、面識のある人物に探偵が存在し「刑事と事件を解決した!」などの発言があった場合は嘘・ハッタリと断言できる。

ほかにも「危険な職業でしょう?」と問われる場面があるが「調査で危険な場面は皆無」である。唯一、女性探偵が深夜や早朝の調査現場に立つシュチュエーションは個人的に危険と感じるくらいである。

本来、影日向の「影」にしか存在することができない探偵である。

口上な探偵は多数存在するらしいので注意して依頼先を選択していただき「悩みや問題解決」を行っていただきたい。

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